2024 |
11,21 |
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2010 |
03,02 |
今日のケーキとか…
【映画「動くな、死ね、甦れ!」】
…というタイトルだけ書くとB級コメディのような雰囲気もw
冒頭、庭で遊んでいる子供たちの笑い声から始まるのですが
どの時代でも、どの国でも、子供の笑い声って同じなんだなぁと思いましたね
できれば子供の目には美しいものばかり映してあげたい
というのはたぶん大人のエゴで
ふつうに生きてれば悲しいことや汚いことも見えてしまって
まぁ美しいことも汚いことも取り入れて
それらのうまい均衡を見つけて生きていくものかもしれませんが
(それでも私は大人になってから
両親は私をずいぶん美しい環境で育ててくれたことを知って感謝しました)
あんまり悪童ものというジャンルに明るくなくて
悪に傾倒していく子供に魅力も感じないので
ふつうに近所のおばちゃん目線でハラハラして観ましたが…
戦後で、貧しくて、治安が悪く、異端者はすぐに収容所へ送られるような
ストレスフルな状況じゃなくても
子供がこういう道に進んでいく場合は多いと思いますが
一言で表すと「信仰を持ってない」のですけど
こういう人間でありなさい、という道を示す大人が周囲にいない
というのは子供にとって不幸だなと思いました
そのぶんガリーヤという少女の存在が救いになってくるのでしょうが
しかしガリーヤはあまりに神出鬼没で
どんな不可能も華麗に可能に変えるので
お 前 は 峰 不 二 子 か と
…いや、違いますよね、神の使いの少女と呼ぶべきですよね
そして最後の、儚さと脆さが、
天使の力をもってしてもかなわなかった、戦争という業火の威力として
人間の愚行の結末として
映えてくるのであって
最後の「よく見ておけ(この悲しみを)」
に、つながってくるのでしょう
シニカルな見方をすれば
天使(ガリーヤ)が人間(ワレルカ)に恋をした瞬間に
(堕ちた瞬間に)
いろんな能力や未来が失われてしまったのかもしれませんが
そういう悪趣味な映画なんだかどうか
なまじ戦争が題材なだけによくわからないw
それ以降ワレルカそっちのけで
ガーリヤの姿のみが描かれ
ガーリヤの母親(?)が発狂するのも
「世界終了\(^o^)/」という暗喩なのかもしれないし…
でもなんか一瞬ハッピーエンドが見えかけただけに最後ガックリきて
ホウキにまたがった奥さんとかもうおなかいっぱいでした…
十代の頃は発狂オチとか全滅オチとか興奮できたのに
老化ですかね…
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